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マルチ内蔵アンプその13 「回路図」
回路図、やっと完成しました。 初めての回路図製作作業、なかなか大変でした。
まだよく分からないので、通じない部分も多々あると思います。
質問等あれば、掲示板に書き込んでくれると幸いです。




〜3つの歪み系エフェクター〜

まず左上。
Rotary Switchは、6回路4接点のスイッチです。 千石電商に、 写真 があります。
これをまわすとスイッチが切り替わります。
回路図では、6つのスイッチが全部連動するわけです。

スイッチの中の6つの回路の役割は以下の通りです。

一番上のスイッチ 電源供給の切り替え。
歪み系3つのうち、使ってるエフェクターの回路に 電源を供給します。 歪み系を使わない場合は電源はどこにも供給されません。

また、これによりLEDもつきます。
上から2番目のスイッチ ギターからの信号入力切替。
使うエフェクターのInputに、ギターからの入力信号を 流し込みます。歪み系を使わない場合はそのままOutputへ行きます。
上から3番目のスイッチ エフェクターに歪まされた出力音切り替え。
使ってるエフェクターの出力信号を受け取り、次のエフェクターへ 送ります。 歪み系を使わない場合は、そのままInputの音がスルーされます。
上から4〜6番目のスイッチ 3つのエフェクターのGainツマミを共通のものにするための工夫です。
各エフェクターのGainツマミの可変抵抗を全て100K(Bカーブ)のもので 代用します。
そして、スイッチを使い、本来その可変抵抗がつながれるべき場所に 接続するわけです。

例えばディストーションの場合。
ひよこのページの 回路図では、Gainツマミの可変抵抗VR1 250K(B)は、左から順に
U1 TL072の6番の足、TL072の6番の足、C4の左側
につながっています。
他のエフェクターも同様に、本来Gainツマミがあるべきところにつなぎます。

可変抵抗の値は、ディストーションの250KΩ(B)とドライブブースターの100KΩ(A)、 ファズの50kΩ(B)に共通して使えるように考え、結局100kΩ(B)を選択。


〜フェーザー〜

つぎに移ります。左下。フェーザー。
DPDTスイッチがOffの時は回路に電流が流れず、ギターの信号はそのままスルーされます。
Onのときは、回路に電流が流れ、同時にLEDも点灯し、ギターの信号は回路を通っていきます。


〜ミニブースター〜

そして右上へ。ミニブースター。
スイッチの役割は、フェーザーとまったく同じ。


〜ミニアンプ→スピーカーorヘッドホン〜

その下、ミニアンプ。電源がついている限りこのアンプ回路は常にONで、LEDも常に点灯。

そしてギターの信号は最終段階のスピーカーへ。
ちょっとややこしいことになっていますね。このスイッチは、OUTPUTジャックにヘッドホンプラグをさすとONになるんです。
プラグが刺さっていないときは、そのままスピーカーへ電流が流れ、スピーカーで音が鳴ります。
ヘッドホンプラグをさすとスイッチが入ります。するとスピーカーはならなくなります。
そして電流はプラグ(ヘッドホン)の方へいき、ヘッドホンから音が聞こえてくるわけです。これで、深夜でも近所迷惑に なりませんね。

ここに抵抗が2つつないであります。これは、音量を小さくするための対策です。
最初は抵抗なしで作ったのですが、スピーカーで普通に聞こえている状態でヘッドホンをつなぐと、 爆音で鳴り出しました。
こりゃいかん!ヘッドホン壊れる!ということで、何とかしようと思い工夫したわけです。


〜パワーサプライ〜

あと解説が残っているのは真ん中下。電源周り。
DCジャックにアダプターが刺さってるときはそれから電源を取り、そうでないときは電池から 取ります。まぁ大抵はアダプターから取りますが。

このDPDTスイッチ(DPDTスイッチじゃなくてもいいじゃん!何てつっこみは禁止。間違えて買っちゃったんです) は、この自作エフェクター内蔵アンプ全体のスイッチです。 よーするに元栓です。
これをつけないと他のスイッチをどういじっても回路は働きません。
逆に、他の回路のスイッチがついていようが、このスイッチを切ると全部OFFになります。

そして、パワーサプライできれいに整えられた9Vの電圧が、全ての回路に供給されていくわけです。



いかがでしたでしょうか。自分では分かっているつもりですが、人に伝えるのはなかなか難しいです。
けれど、他の人に理解していただけると自分もとてもうれしいので、もし分からないところがあれば どんどん、掲示板で質問してください!




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